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mild country

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あの頃


引き出しにしまってあったzippoを
久しぶりに使おうと思って磨いていた

若い頃に渋谷で深夜のお酒の仕事をしていた時
毎日のように来ていた50代のカップルがいた
いつもベロベロで女性の方が
「ヤッホー!なっかむーらクン!」といって登場する
男性の方はお酒が弱くていつも眠そう
というか朝まで寝ていることも良くあった
2人ともアメカジスタイルが決まっていて
素敵な大人だと感じていた
この2人が来るといつもどこかのタイミングで
Hotel California をかけるようカセットテープをセットした
何らかの事情があって夫婦ではなかった
所謂 酔っぱらい を安全に見ていることが
毎日の仕事だったような気がする
お酒を飲ませるよりむしろ水を勧めていた

ある時に吉祥寺の店へ移動になることが決まった
常連さんたちに挨拶をして
この2人にも酔う前に挨拶をした
渋谷での仕事が最後になる頃
いつもの2人が来てその時は酔ってはいなかった
手にコンバースのスニーカーを持っていて
男性の方が履いているレッドウイングのブーツを脱ぎ
スニーカーに履き替えて
「これあげるょ」といってブーツを渡してきた
「最後に一日履きたかったみたい」と女性が笑顔で言った
お酒を飲んで話している時にこのブーツの話は聞いていた
男性がお金がない20代の頃に発売日に
貯めたお金で購入したものらしい
そして帰り際にポケットからzippoを出して
「じゃあね。頑張れょ」と言って帰って行った

何となくあの頃の2人を思い出していた
毎日 ありのまま だったような気がする
お酒はもう殆ど飲まなくなった
たまに飲んでもベロベロにはならない
いつもどこか取り繕っている自分がいるのを知っている
心の奥にあるであろう本当の声を聞いてみたい
そんなことを思った


もう一度酒を飲もう


そう思ってzippoを手にして
夜の街へ出かけた










































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# by mild-country | 2015-11-23 22:36 | 日々 | Comments(0)

仲間たち


仲良く楽しくいることだけが仲間じゃない と














































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# by mild-country | 2015-11-16 22:59 | 日々 | Comments(0)

素敵なsomething


自宅の庭に今年も立派に綺麗な花が咲いた
名前の知らないピンクの花
細い茎の先に申し訳なさそうにちょこんと咲いている
庭の草刈をしているといつも
近所のおばさん達から名前を聞かれる
「素敵な花ね」と

自分もそう思う







素敵な何かを思っていないと
やりきれない時がある

本当はそのための日記のような気が
しなくもない













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# by mild-country | 2015-11-14 22:17 | 日々 | Comments(0)

mild is dead


何が mild だよ

と思う夜もある


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# by mild-country | 2015-11-12 23:04 | 日々 | Comments(0)

お守りのようなもの


こんな日記を書いているけれど
日中はイライラとした日々が続いている
一日中イライラとしてしまった夜は
やっぱり自己嫌悪に陥る
こんな感情でいるとそのうち事故を
起こしてしまうんじゃないかと心配したりもする

随分と前の話になる
七里ガ浜の海岸でそれまでずっとしていた指輪を
海へ投げ放ったことがある
正確に言うと波打ち際に軽く投げた
指輪はすぐに砂に埋もれ見えなくなった
自分の中で幾つかの理由がその時にはあった
あれから7、8年位経った今年の夏に
その海の側で同じ指輪を注文した
何度か行ったことのある珈琲屋の場所にある店で
たまたま同じ職人のアクセサリーを扱っていた
なんとなくもう一度手にしてみたかった

久しぶりに手にする指輪に
今はどんな理由があるのだろうか考えてみた

日曜日に鎌倉まで指輪を取りに行く
また雨になるらしい

ただの打ちっ放しのシルバーのリング

それはきっと今の自分にとっての
お守り のようなものだろうと
思うことにした



































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# by mild-country | 2015-11-11 21:57 | 日々 | Comments(0)

居場所


どこかへ帰りたい とたまに思うことがある
それがいったいどこなのかは自分でも分かっていない
いつだって自分の居場所がない訳でもないのに
次の場所へ行く ということだけは
何故か自分の中では決まっているようだ

熊本県天草市で生まれた
今も本籍は熊本
生まれてすぐに埼玉県三郷市へ移った
幼稚園に入るときに福岡県春日市へ転勤した
小学校に入る頃に団地内で引越しをした
小学4年の時に市内のマンションへ移り
隣の小学校に転校した
中学1年の2月に福岡県から千葉県流山市へ転勤
高校は茨城県まで通っていた
高校3年になってまた隣町へ引越した
今の実家がこの場所なのだけれど
大学進学と同時に家を出たので
実家といっても1年半くらいしか住んでいない
大学時代は東京の北区王子で4年半過ごし
それから世田谷区羽根木へ移り
仕事の都合で品川区戸越に半年暮らした
飲食の仕事を辞めてから
東京の西の小平市に移り
店舗住居として隣町の小金井市へ移った
閉店してから少し経って
海へ誘われて神奈川県三浦市へ移り
そのあとは隣町の横須賀市馬堀海岸で1年過ごし
今現在はまた三浦市の近くの横須賀市長井へ戻った

次は逗子かなぁ と考えているけれど
それは風に任せている

いつかは九州に戻ることも
なんとなく自分の中で決まっている


まだ どこへだって行けるし
何だって出来る


それでもやっぱり
自分の場所を自分でつくりたいと
思ってみたりしている




























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# by mild-country | 2015-11-10 22:37 | 日々 | Comments(0)

別に良い


雨の日曜日
そんな日は身体の疲れに任せて少し遅く起きる
たまってしまった洗濯物も
模様替えの途中の散らかった部屋も
とりあえずは諦めてみる
サンドイッチを食べ終わったら
置き忘れたものを取りに行こう
そう思ってバスに乗って町へ出かけた
いつもの喫茶店はとても静かでがらんとしている
窓際に座って路地を見ていた
何か考え事をしているようでいて
実は何も考えてはいなかった
喫茶店のお姉さんが鼻歌を歌っていた
特に話はしなかったけれど
それで良かった
珈琲を飲み終わる頃に思いついた
「別に良い」と言う言葉と
「boutique」と言う単語をメモした

散らかった家へ戻ると
庭に咲いた名前の知らない綺麗な花が
雨にうたれて萎れていた
多分またシャンとなるために
そうしているのだろう

夜になって
そうだあの子と話をしようと思って電話をかけた
でももうあの子は電話にはでない
それはなんとなく分かっていることだった


温かい風呂に少しだけ浸かって
そろそろ衣替えもしなくちゃと思いながら
冬のことを考えてみた


特に何もない一日


それで別に良かった





























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# by mild-country | 2015-11-09 00:04 | 日々 | Comments(0)

悲しみに



眠れぬ夜に
悲しみがどっと溢れでてきたら
こんにちはと言って
それを受け止めてみる


夜だけど





























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# by mild-country | 2015-11-08 22:21 | 日々 | Comments(0)

自分の感覚


もう随分と前から自分の感覚に限界を感じている
自分の見るもの 聞くもの 感じること
文章や選ぶものが
なんとなく自分で分かりきってしまう
それが嫌なことではないのだけれど
相変わらずであることが少し虚しい
もっと素敵なものを感じてみたい
知らなかったことば
聞いたことのない音楽
見たことのない映画や場所
感じたことのない思い
自分では選ぶことのないものこと

いつだって自分で精一杯で
他のことを感じる余裕が無かったのかもしれない

今の自分にはきっと他人が必要で
それはもう 自分で選ぶものではないような
そんな気さえしている



久しぶりに見た流れ星が
思いのほか早く流れて
願い事など思う暇もなかった






























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# by mild-country | 2015-11-04 23:24 | 日々 | Comments(0)

気が小さいだけ


小さい頃は気にしたことはなかったのだけれど
大人になっていくにつれ少し不安なことがある
どうやら「刺さる系」がダメらしい
針治療では意識を失ってしまうし
献血でも頭が真っ白になって倒れそうになる
(もう達磨のタトゥーも入れられない 笑)

一度部屋の中でカッターで指を深く切ってしまった時
があってその時も意識を失くして倒れて
頭まで怪我をしてしまったことがあった
そんなことがあるので仕事中に怪我をすると
まず自分から先に倒れておくようにしている
まわりの人からすれば それ位の怪我でどうした
何て言われてしまうことだが
自分からしてみると現場で倒れてしまったら大変だし
意識が遠くなる感覚がなんとなくわかるので
二次災害を防ぐ行為としてやっている

先月 現場での仕事中に解体建物の屋根裏に
スズメバチの巣を発見して上を見上げていると
(ちなみに蜂に刺された時も大騒ぎした)
足を踏みはずしてしまって高低差のある道路へ
落っこちてしまった
痛くてそのまま倒れこんでいると
近所の人や仕事仲間もかけよってきた
思いっきり足から落ちてしまったので
少し休んで「大丈夫」と言って立ち上がった
それから数分後 また同じ場所で倒れこんでいた
どうやら意識を失って同じ所からまた落ちたらしい
近所の人がその瞬間を見ていたらしく
「救急車呼んでください」と仕事仲間にかけよっていた
その日は雨が降っていて雨に打たれて
頭の意識はしっかりしていた
「本当にもう大丈夫です」と言って仕事を続けた

「落ちる系」も駄目らしい

母の見舞いで実家へ帰った時に
そんな自分の身体のことを話してみると
母も同じらしい
そういえば弟が怪我をして血だらけになった時
何故か母が倒れたことを思い出した
遺伝なのかな 何て話をしていると
心配そうな顔をした母が
声が出ないのでだまってメモに何か書いて
すっと自分へ渡してきた




気が小さいだけ と



これには兄貴も親父も大笑い
自分も結構真剣な悩みだったのに
笑うしかなかった
母親も笑っている
(笑い声だけはでるのが憎らしい)


今では母親の声はリハビリの甲斐もあって
片言の言葉がでるようになった
電話越しで笑っちゃいけないんだけど
「外国人みたい。もういっそのこと
英語話す練習したら」って言ったら
また大きな声でしっかりといつものように
笑っていた


人間の身体って不思議








ps. 新しい靴は早くも壊れ
楽しみにしていた日曜日も仕事になってしまった






俺も頑張るかな
































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# by mild-country | 2015-10-31 23:16 | 日々 | Comments(0)

TGIF


なんとなく心踊る金曜日の夜
お酒はもう殆ど飲まなくなったし
特に何かがあるという訳でもないのに
金曜日かぁーと思うと心がホッとする
あと一日力を出しきれば
大好きな日曜日がくる
ただ本当にそれだけ

少し恥ずかしい話だけれど
金曜日の夜に一つだけ秘密の楽しみがある
それはここ数年続いていて
寝る前に電気を消して見る
「星占い」
信じる信じないとか
そういうことではなくて
新しい週が始まる前に
星の流れを知っておきたいと思って見ている

来週はどうだろうか





Thank God ,it's Friday!

良い週末を













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# by mild-country | 2015-10-30 22:17 | 日々 | Comments(0)

赤いジャンパー


少し寒くなってきたので仕事の行き帰りは
真っ赤なジャンパーを着ている
仕事着が地味なのでカッパやヤッケ
ジャンパーや帽子など
最近はなるべく明るい色を選ぶようになった
ちょっとオシャレにもしたいし

ある時 エネオスでダンプの給油をしていると
隣のお姉さんが話しかけてきた
「すいません!やり方が分からないんですけど」と
しょうがないなーと思いながら教えてあげた
一通りやり方を教えおわると
そのままダンプに乗り込んで会社に戻る途中に
はっと気づいた

店員さんと間違われたのか と

そりゃそうだと思ったら何だか可笑しくなった








































真っ赤なシャツを着て 通りにたてば
誰かに見られている
気持ちになるのは 何故でしょう

久しぶりに空を ボーと眺めてみる
隣に立つひとも ネクタイ緩めて眺めている

真っ赤なシャツのまま ベッドに入る
なかなか眠れない

やっぱり裸になりましょう









斉藤和義 「通りにたてば」より







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# by mild-country | 2015-10-27 00:10 | うた | Comments(0)

新しい靴


普段仕事用に履く靴は全部で5足
瓦礫作業や高所に対応できる革のショートブーツ
外構や整地などの土の上での作業のための軽いブーツ
積み込みなど足を一日中使う時のスニーカータイプ
雨の日用の長靴2足
今月に入ってブーツタイプが2つ壊れてしまった
安全靴もまだいろいろと模索中で
必ずこれを買うというものは決まっていない
最初の頃は脱ぎ履きし易さを重視していて
マジックテープで足首を固定させる長めのブーツや
そのままズボッと履けるブーツを履いていたが
最近では脱ぎ履きよりも足首の固定を重視して
紐で結ぶショートブーツを履くようになった
会社の少し大きめの重機の操縦席は土禁なので
脱ぎやすく履きやすい靴をまた少し検討してみた
それでも今回買った靴は紐で結ぶ革のショートブーツ
ポイントは軽さと丈夫さ足首の締まり
やっぱり靴紐をギュッとすることは
身が引き締まるし慌てている時に一呼吸できる
どうせすぐにボロボロになるから
安全靴なんて何でもいいという訳にはいかない

安全靴にとって大切なことは
安全であるということで
たくさん動けて疲れを和らげ
足を守ってくれて
前向きな姿勢でいられること


ちょっと求めすぎかな


自分にとっての安全靴は妻や恋人のような
(これも言い過ぎか)


とにかく
安全に働こうと思った夜でした




























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# by mild-country | 2015-10-22 23:13 | 日々 | Comments(0)

汗をかくということ


コンビニで缶コーヒーとつぶあんのパンを買って
高速に乗ってダンプ満載の木材を横浜まで捨てに行く
移動中には昨日あったあれこれと今日の仕事の段取りを
あれこれと考えている
外は気持ちの良い秋晴れ
先月から逗子の大きな現場にはまっている
壊す家は小さい家を含めると6棟
端から端まで歩くのも結構な距離がある
建物はすべて壊れていて
これから細かい仕分け作業
(これが一番面倒くさいと言われている)
簡単に言うと一日中掃除
自分にとってはお手の物で
もくもくと働いていると
仕事に飽きた年上の仲間が冗談を言ってくる
仕事に夢中な自分は軽く聞き流して
またもくもくと
「何か話してないとつまんないじゃん」と言われ
「つまらぬ男ですから」と笑って答える
先週から続いている風邪はまだ治っていない
鼻水が止まらないし熱も少しあるのだろう
汗の量がいつもより多いので
一人もくもく感が増している

こういう ただもくもくと汗をかく ということが
自分にはとても必要な作業である事を
どこかで分かっているような気もしている

こんな時決まって頭のなかでは
一つの歌がループしている
今日の歌は

何かにつまずいてる人
何かを心配している人の
心の中のプラットホームに
流線形の輝くボディ
淋しい夜が何度続いても
切ない朝を何度迎えても
出かけよう
さあ 出かけよう




歌詞は特別に意識していることではなく
突然頭の中に流れだす








明日も 電光石火で駆け抜けよう



























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# by mild-country | 2015-10-20 23:16 | うた | Comments(0)

ドキドキが止まらない


仕事帰りの車でいとしのエリーを口ずさんでいると
突然目の前にタヌキが・・・
慌ててハンドルを切って回避したけど
それからしばらくは
ドキドキが止まらない













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# by mild-country | 2015-10-19 23:37 | 日々 | Comments(0)

ssw


久しぶりにCDの新譜を買った

「黄金の海であの子に逢えたなら」
というタイトルのアルバム

美味しいおにぎりのような女の子で
その姿からは想像できないすきっとした声が
何となく心に刺さった

好きな音楽のジャンルは?何て聞かれても
いつも上手く答えられない
ロック?ソウル?ポップス?
いや、フォークソング?ラブソング?

どれでもいいや

あ、ssw(シンガーソングライター)。


センチメンタルな日記が続いてるなぁって
思っていたら、どうやら熱があるようだ。


ゆっくり眠ろう。




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# by mild-country | 2015-10-15 21:46 | 日々 | Comments(0)

さよならなんて


栗色の髪をした小柄な女性がいた
目には青いコンタクトをしている
どこかで会ったような気はしなかったけれど
学生のころ授業中居眠りをしていると
隣で変なちょっかいやくだらない話で
笑わせてくるような無邪気な感じの子
一緒にいると楽しくて、
心がすっと楽になるような気がした
何となく彼女の奥の方に自分の見たことのない
とても綺麗な景色が見えていて
その場所が愛おしく感じていた

その日はとても久しぶりに会う約束をしていた
「久しぶりー!」なんてことは口にせず
二人とも笑顔ですっと手をつないだ
自分の部屋に着くと電球が切れていたので
ロウソクを2個つけて他愛のない話しで盛り上がり
冷蔵庫に買ってあったプリンを二人で食べた
笑い疲れたあとに少し沈黙が続くと
彼女はそっと自分に寄り添ってきた
何も言わずに自然にぎゅっと抱きしめた
とても温かかった

音楽はもう止まっていたのだろう
時計の針の音が妙に耳に残る
23時を過ぎていた
「明日仕事だよね。帰らないと」と彼女が言う
「駅まで送るよ」と言って茶色の上着を着た
駅までの道ではあまり話はしなかったけれど
それでも何だかとても気持ちがよかった
駅の側までくると
「ありがとう」と言われたので
そのままキスをすると
彼女は頬にキスを返した
「じぁね。」と言って手を振ると
彼女は両手を振って
「さよなら」と笑顔で言った

彼女が素敵な場所へ向かうことは知っていたし
これが夢だということにも
少し気がついていたんだと思う
寂しい気持ちはあったけれど
不思議と悲しい感じはしなかった



すっきりとはしない月曜日の朝
いつもの仕事へ向かう
昼休みに昼寝をして起きると
雲一つない空


さよなら か

さよなら って今までちゃんと言ったことないな
さよならなんて ってずっと思っていたから
さよなら ってちゃんと言うことは
大切なことなのかもしれない
なんてことをふと思った


















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# by mild-country | 2015-10-12 23:32 | 日々 | Comments(0)

楽しむために


何のために働いているのか?
そんなことを考えるのはもう止めていた
先日20代の小僧に質問された
思うことはたくさんあって


イライラとすることも
怒ることも
怒られることも
ため息をつくことも
愚痴を言うことも聞くことも
誰かをけなすことも褒めることも
空を見上げることも
足元を見ることも
急いでいるのも
ゆっくりするのも
腹一杯に食べ過ぎることも
甘いものを食べたくなることも
怪我をしないようにするのも
靴紐をギュッとすることも
走り出す時も
立ち止まってみることも
涙が出てしまいそうに悔しいことも


何かを始めることや
何かを止めてしまうことも
あの子との出会いも
別れも

今は1人でいることだってそう











関係なくなってきたけど
やっぱりめんどくさくなってしまうから



楽しむために とだけ答えた




みんなだってそうでしょ



































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# by mild-country | 2015-10-08 23:03 | 日々 | Comments(2)

いらいらする


久しぶりに部屋でお香をたいているのは
少しでも心を落ち着かせるため
忙しい日々が続いている
毎日眉間にしわを寄せ しかめっ面
日雇いのおじさん達にも怒鳴り散らす始末
こんなに急か急かしていたらかなわないなぁ
何てことも自分では分かっている
慣れない重機操作と思うスピードで
現場が片付いていかない苛立ち
歯をくいしばって自分の心を宥める

上の人間の立場になって
初めてその仕事の意味がよくわかる
そんなことはもう知っている

自分ってこんなだったかな
昔からこんなだったか・・・

完全な自分の技量不足なのか

いや

みんなもっと頭使って働けよ
これをこーして あれをあーしとけよ
細かいこといちいち言わせんなよ


通りがかりの子供らが
空気も読まずに話しかけてくる

必死につくった笑顔で
「手伝っていくかー?」て言ってみる



歯をくいしばって働けば働くほど
心がぽっかりしてしまうのは
どうしてだろうと いつも思う


心は亡くしていないのに























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# by mild-country | 2015-10-05 23:47 | 日々 | Comments(0)

ボーダーのシャツについて


いつの間にかいなくなってしまったのは
夏の始めの頃
ベッドの隙間や洗濯機の裏
熊本のホテルや実家にも連絡してみた
お気に入りだったボーダーの長袖のTシャツ
ぴょん吉はいなかったのだけれど
胸には赤いハートがついていた
(恥ずかしかったので外してきていた)
本当にどこにも見当たらなかったので
風に吹かれて海へ行ってしまったのだろうと
思うことにしていた

天気の良い休日
相変わらずポッカリとした心
布団を干して空を見上げた
それから何となく下を見下ろした
隣の家の隙間に
いなくなったボーダーのシャツ
随分と日焼けしていた

漂白して洗ってみたけれど
もうボロボロだ

しょうがない


今日はこれを着て眠ろう
















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# by mild-country | 2015-09-21 16:54 | 日々 | Comments(0)