ふと気が変わって酒を飲みに街へでた
1人でBARみたいな場所を3軒はしごした
ビール テキーラ ウイスキー 焼酎を適当に飲んだ
1軒目のテキーラですでに酔いがまわっていて
3軒目にはもう眠かった
店をでると足元がふらついて自動販売機で缶コーヒーを
買って飲んでいると偶然知り合いの女の子が通りかかって隣に近づいて話しかけてきた
「何してんのー?」
「んー酔ったから休んでる」
「わー珍しく酔ってる」と笑われた
飲みかけのコーヒーを渡してすぐにその場を離れ
公園の方へ歩く途中で久しぶりに会う先輩たちに
声をかけられた
「おー珍しいじゃん 、しかもフラフラ」と笑われた
「久しぶりだから たまには付き合えよ」と言われ
「今日だけ いいっすよ」と言ってついていった
そこからさらに3軒の店を朝方までまわった
最後にショーパブのような店へ入った
ステージでは酔ったおじさんが歌いながら
ニューハーフ/MTF?の子と抱き合い
泥酔した客の女の子たちはゲイ男性と踊っていた
様々な国籍と性別でもう何が何だかわからなくて
酔いも手伝ってかとびっきりありのままのその場所が
妙にしっくりきてとてもおかしかった
酒を飲みながらまわりを見渡すと大概の人と目があった
どういう訳かこういう場所では割とモテる…
1人の小ぶりな女性風の人が近づいてきて
いきなり自分の膝上に座ってきたけれど
何の抵抗もせずにすっと身を任せた
「何か歌って」と耳元で自分が言うと
すぐに曲をいれて歌ってくれた
歌がとても上手くて思わず泣きそうになった
歌の途中で振り返りながらキスをせがんできたけれど
するそぶりをしてチョコを口に入れてごまかした
時間が来て店を出る時に背の高いゲイ男性とハグをして
綺麗なニューハーフの子の手を握り
店のみんなに手を振って別れた
フラフラな帰り道で先輩たちに
「お前誰でもいいんだな」とからかわれて
「いや 普通に楽しかったから」と答えた
そこからどうやって帰ったかは覚えてないが
無事に家の布団で目が覚めた
汗ばんだtシャツを脱ぐと
ココナッツのような甘い香りが染み付いていて
その匂いにつられてトイレですべてを吐き出した
無駄な赤裸々な日記
そんなもん
だけど しっかり生きなきゃ。。